キャリア形成

[初心者向け]想いが伝わる!フラワーアート作品の撮影術

[初心者向け]想いが伝わる!フラワーアート作品の撮影術

「フラワーアートの写真を撮ったけど、なんだか作品の魅力が伝わらない…」
そんな風に感じたことはありませんか?
せっかくの大切な思い出アートだからこそ、「この子が生まれてきてくれてよかった」「今の気持ちを写真に残したい」と思いますよね。
ですが、ただ作品を撮るだけでは、ママの気持ちまで伝えるのは難しいもの。
この記事では、初心者フォトグラファーさんでも、作品に込めた“想い”が写真からにじみ出る撮影のコツを丁寧に解説します。
カメラの設定や光の使い方、構図の作り方など、すぐに実践できるテクニックばかりですので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

フラワーアート作品の魅力を引き立てる写真とは?

「大好き」の気持ちを形にする写真表現のポイント

フラワーアートは、ただの装飾ではありません。ママやパパの「生まれてきてくれてありがとう」「出会えてよかった」という気持ちを形にした作品です。
その想いを伝える写真を撮るためには、感情を込めた光と構図の使い方がポイントになります。

例えば、柔らかい自然光を斜めから当てることで、アートの陰影にやさしさが生まれます。さらに、背景をシンプルにして、主役であるアートに視線が集まるようにすると、見る人の心にすっと届く一枚になります。

感情を可視化する写真は、「何を伝えたいか」を意識したうえでの構図・色味・明るさが鍵です。

新生児の頃を思い出せる手形・足形の“サイズ感”を伝える撮り方

赤ちゃんの手や足の小ささは、月齢によってどんどん変化します。だからこそ、“今この瞬間”のサイズ感を残すことはとても価値があります。

撮影時には、比較できるようなアイテム(たとえば、手形の隣に飾るミニフレームやお花)を一緒に写すことで、サイズ感が伝わりやすくなります。また、F値を開けて(F2.8〜F4など)、アート部分をくっきり、背景をふんわりボカすと、赤ちゃんの成長の記録としての印象も深まります。


作品が映えるカメラ設定と構図のコツ

初心者でもわかるフラワーアート撮影のカメラセッティング(F値・WBなど)

フラワーアート撮影におすすめの基本設定は以下の通りです。

  • F値(絞り):F2.8〜F4(被写体を際立たせ、背景をやわらかくボカす)
  • シャッタースピード:1/100〜1/200(手ブレしにくい)
  • ISO:100〜400(光量に応じて調整)
  • ホワイトバランス:太陽光/蛍光灯モードを使い分ける(またはカスタム設定)
  • ピクチャースタイル:ポートレートやニュートラル

これにより、作品そのものの色味を綺麗に出しながら、明るく優しい印象の写真が撮れます。

室内撮影で失敗しない光の使い方と背景の選び方

室内で撮影する場合、**自然光が入る時間帯(午前10時〜午後2時)**に撮るのがベストです。
窓際でレースカーテン越しの光を使うと、やわらかな印象になります。逆に直射日光だと、影が濃くなりすぎることもあるので注意が必要です。

背景は無地や淡いトーンが理想です。アートの色や装飾が映えるよう、白・ベージュ・ライトグレーなどをベースにすると、子供の成長記録としても統一感が出ます。

作品の魅力を引き出す3つの構図パターン

  1. 真上からのフラットレイ(俯瞰)
    → アート全体をしっかり見せたいときに最適。背景を整えて、水平になるよう注意。
  2. 斜め45度の寄り構図
    → 手形・足形の立体感や装飾の質感を際立たせる構図。F値を浅くしてボケ感も演出。
  3. 被写体の中心ずらし構図(シンメトリーを外す)
    → 日常的なラフさや“思い出のワンシーン感”を出したいときにおすすめ。

Canon EOS Kiss X5 / R10に合わせた操作の実例

カスタムモードで作品ごとに設定を保存しておく方法

Canon EOS Kiss R10では「C1/C2」に、Kiss X5では「カスタム撮影モード(C)」にプリセット設定を登録可能です。

例えば、

  • C1:手形アート用(F3.2・WB昼光・ISO200)
  • C2:フラワーアート用(F4.0・WBオート・ISO400)

と登録しておけば、当日の撮影準備もスムーズになります。

オートとの違いとマニュアル操作のコツ

オートモードだと背景までくっきり写ってしまい、アートが目立たないことがあります。
マニュアル設定では背景をぼかし、被写体に集中させることができるので、見せたいポイントがはっきりします。

ピントは手形や足形の“中心”や、お花の形のエッジ部分に合わせると、作品としての完成度が高まります。


レタッチで“ママの気持ち”を映し出す

900万画素で仕上げる!可愛さが際立つ明るさ・色味補正のコツ

撮影したままでは、色がくすんでしまったり、光が足りなかったりすることもあります。
そこで、LightroomやPhotoshop Expressなどのレタッチソフトで次の補正をしましょう。

  • 明るさ:+0.3〜0.5補正で自然なトーンに
  • 色温度:やや暖色寄り(+300K程度)で温かみを出す
  • 彩度:+5〜10でほんのり鮮やかに(やりすぎ注意)

これだけで、写真全体に「やさしさ」や「愛おしさ」が感じられる仕上がりになります。

作品全体の色を統一感あるトーンに仕上げるテクニック

アート作品の色味がバラついてしまう場合は、トーンカーブやプリセットの使用がおすすめです。
例えば、「ピンク・ホワイト・ベージュ」系で整えると、どの写真にも統一感が生まれ、インスタグラムなどのSNSでも映えるギャラリーになります。


先輩フォトグラファーの体験談

「フラワーアートの作品撮りって、最初は“物撮り”のつもりで構えていたんですが、実際に作品に込められたママの想いを知ると、ただキレイに撮るだけじゃ足りないと思ったんです。
やさしい光を意識して、メッセージの部分に焦点を当てて撮るようにしたら、ママから“気持ちがそのまま写っていて感動しました”って言ってもらえて…とっても嬉しかったです。」
(子ども2人育て中の30代 ママフォトグラファー)


まとめ

フラワーアートの撮影は、単なる記録写真ではなく、「想いを残す表現」です。
カメラの設定や構図を工夫することで、ママやパパの愛情が写真から伝わる一枚を撮ることができます。

今回ご紹介したセッティングや構図、レタッチのコツを、ぜひあなたの撮影に活かしてみてください。
「作品を通して、赤ちゃんと過ごした大切な時間がよみがえる」そんな写真が、ママの心にずっと残るものになりますように。

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