キャリア形成

[初心者向け]動きのあるベビーリトミック撮影術

[初心者向け]動きのあるベビーリトミック撮影術

「ベビーリトミックで夢中に遊ぶ子どもたちの姿を、写真に残したい。でも、動きが速くてブレたり、表情がうまく撮れなかったり…どうしたらいいの?」
そんなお悩みを持つフォトグラファーさんに向けて、本記事では「Canon EOS Kiss」シリーズを使って、動きのある場面でも“可愛く・ブレずに・感情が伝わる”写真を撮るためのポイントをわかりやすくご紹介します。
実際の設定値や構図のコツ、仕上げに役立つレタッチ法まで丁寧に解説しているので、「自信を持って撮れるようになりたい」という方にもぴったりの内容です。ぜひ最後までご覧ください。

ベビーリトミックの“今この瞬間”を写真に残すには?

音楽にノって動く子どもたちの表情を捉えるコツ

リトミック中の赤ちゃんや幼児たちは、音楽やリズムに反応して、表情がどんどん変わっていきます。その一瞬一瞬を捉えるためには、まず「目線の高さ」を合わせることが大切です。しゃがんで子どもと同じ高さから撮影することで、自然な笑顔や真剣なまなざしをしっかりキャッチできます。

また、笑顔が生まれるのは、音が鳴った瞬間やママと目が合った瞬間など、感情が高まるタイミングです。連写モードを活用して、少し前から後まで数枚連続で撮影すると、ベストショットが残りやすくなります。

「撮影中に、赤ちゃんが笑ってくれるか不安がありましたが、赤ちゃんとの関わりの経験が豊富な子育てサロンのスタッフの方がとっても上手に笑顔を引き出してくれました。おかげで、ママに大変喜んでいただける満面の笑顔のお写真をスムーズに撮ることができました。」(子ども2人育て中の30代 ママフォトグラファー)

満面の笑顔と動きの両立!おすすめ構図と狙い方

構図のポイントは、「動きがある方向に余白を持たせること」です。たとえば、右へ走っている子どもなら、画面の右側に余白を設けると、動きのある写真に仕上がります。これは「レイマン比率」にも近い感覚で、視線の流れを意識した構図です。

また、「三分割法」を意識して、被写体を中央ではなく少しズラして配置するだけでも、動きと空間のバランスが取れた印象的な写真になります。


Canon EOS Kissシリーズで撮る!おすすめ設定

EOS Kiss X5の基本設定と応用テクニック

屋内・動きのある撮影に最適な設定例(Kiss X5)

  • 撮影モード:シャッタースピード優先(Tv)
  • シャッタースピード:1/250〜1/500秒(動きに応じて)
  • F値:f/3.5〜5.6(背景を柔らかくボカす)
  • ISO:800〜1600(ノイズに注意しつつ明るさを確保)
  • ホワイトバランス:オート or 白熱灯(光源に応じて調整)

Kiss X5はエントリーモデルながら、動きのある撮影に十分対応できます。事前にピント位置を「中央一点」に設定し、子どもがそこに来た瞬間を狙ってシャッターを切ると成功率が上がります。

EOS Kiss R10ならではの強みと撮影設定の工夫

Kiss R10はミラーレスならではのAF性能が強み。子どもが動いていても「瞳AF」を使えば、ピントがしっかり合い続けるので、安心感が大きいです。

おすすめ設定例(Kiss R10)

  • 撮影モード:シャッタースピード優先(Tv)
  • シャッタースピード:1/400秒以上(動きを止める)
  • F値:f/4.0前後
  • ISO:1000〜2000(室内でもしっかり明るく)
  • ホワイトバランス:カスタム or オート

ミラーレスの強みを活かして、ライブビューで明るさや構図を即確認しながら撮影できるのも、初心者には大きなメリットです。


室内光を活かす!自然で可愛い写真に仕上げる工夫

リトミック会場の光源を味方にするホワイトバランス調整法

屋内撮影でありがちなのが、「写真が黄ばんでしまう」という悩み。これは蛍光灯や白熱灯など、光源の色温度が原因です。ホワイトバランスを「オート」から「プリセット(蛍光灯・白熱灯)」に変えるだけで、自然な肌色が再現されます。

また、ホワイトバランスを「カスタム」に設定し、白い紙で調整すると、会場の光にピッタリ合った自然な色合いになります。

子どもの肌がきれいに映える!明るさと色味の整え方

リトミックのように動きのあるイベントでは、少し明るめに撮るのがポイントです。露出補正を「+0.3〜+0.7」にしておくと、表情や肌が明るくふんわりとした印象に。

また、光が足りない時は、内蔵フラッシュを直接当てず、壁や天井にバウンスさせることで、自然な陰影を作れます(バウンス撮影は外付けストロボ使用時)。


レタッチでさらに可愛く!ママに喜ばれる写真仕上げのポイント

Lightroomやスマホアプリでできる!ふんわり感の出し方

仕上げには、Adobe LightroomやSnapseedなどのアプリが便利です。

おすすめのレタッチ手順

  1. 露出を少しプラス(+0.3〜+0.5)
  2. ハイライトを下げて肌の白飛びを防ぐ
  3. 彩度・自然な彩度をわずかに上げて、肌色をきれいに
  4. 明瞭度・シャープネスを軽めにすることでふんわり感UP

また、トーンカーブを使って「S字カーブ」を描くと、コントラストが増して立体感が出ます。

写真映えするトーン調整&仕上げ前後の比較

特にママが喜ぶのは、「ビフォーアフターの分かる写真」です。撮影したままの写真と、色味・明るさ・トーンを調整した写真を並べて見せることで、仕上げの効果が一目で伝わります。

「こんなに可愛くなるんだ!」という驚きと感動が、次の撮影依頼にもつながります。


まとめ

ベビーリトミックイベントの撮影では、「動きがある中で、いかに表情をしっかり捉えるか」が大きなポイントです。
Canon EOS Kissシリーズを使った具体的な設定や、室内光の活かし方、構図やレタッチの工夫を知ることで、ママたちにとって“忘れられない一枚”がきっと撮れるようになります。

写真を通して「この日が楽しかった」「この瞬間の子どもが本当に可愛かった」と思ってもらえる、そんな撮影を目指していきましょう。

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