キャリア形成

[初心者向け]ベビーアート制作中の表情を撮るコツと構図ガイド

[初心者向け]ベビーアート制作中の表情を撮るコツと構図ガイド

赤ちゃんのベビーアートイベントで、「この瞬間を残しておきたい!」と思ったことはありませんか?
でも実際は、子どもが動き回ったり、作品作りに集中していて、思うように撮れなかった…ということも多いはずです。

本記事では、赤ちゃんが真剣な表情でアートに取り組む瞬間や、ママとのあたたかいやりとりを、写真としてしっかり残すための撮影テクニックをご紹介します。
月齢に応じたおすすめ構図や、Canon EOS Kissシリーズでのカメラ設定、ママに喜ばれる色味のレタッチ方法まで、現場で使える実践的な内容が満載です。

ベビーアート制作中の“表情”を逃さない撮影とは?

なぜベビーアートは感情が写る最高の瞬間か

ベビーアートイベントは、赤ちゃんが“自分で手を動かして何かを作る”という貴重な体験の場です。普段の生活では見られない、真剣な表情や、初めての感触に驚いたような表情は、まさにその瞬間でしか残せない特別なものです。

特にフィンガーペイントアートでは、赤ちゃんが「これは何だろう?」と不思議そうに手を見つめたり、カラフルな色に目を輝かせる姿が見られます。こうした一瞬を切り取ることで、親御さんにとっても“あの時の我が子”が色濃く記憶に残る一枚になるのです。

子供の真剣な顔・不思議そうな表情を引き出すための観察ポイント

赤ちゃんの一番いい表情を撮るためには、「待つこと」と「観察すること」が鍵です。制作に集中し始めた瞬間や、ママと目を合わせてニコッとするタイミングは、不意に訪れるのでシャッターチャンスを逃さない準備が大切です。

ポイントは、子どもと目線の高さを合わせること。床に座ったり、寝転んだりすることで、赤ちゃんの視界に自然と入り、安心感も生まれます。また、ママの声かけや微笑みが、赤ちゃんの良い表情を引き出すスイッチになることも多いので、コミュニケーションにも注意を払いましょう。


写真がもっと素敵になる!月齢別おすすめ構図と距離感

2〜5ヶ月:手足のサイズ感を活かすアップ撮影

この時期は、まだ自分でアート制作をするというより、ママと一緒に体験する段階です。おすすめは手形・足形アートで、赤ちゃんの“今だけ”のサイズを丁寧に残すような構図。
特に足形を取る瞬間や、ママがやさしく足を支える手元のカットなどは、温かみのある思い出になります。

6〜8ヶ月:フィンガーペイント中の好奇心に寄り添う構図

フィンガーペイントアートの魅力が最も引き立つ時期です。赤ちゃんが指先で絵の具をのばす動きや、色を混ぜている瞬間などは、横からの寄り構図真上からの真俯瞰構図が効果的。動きのある手元と真剣な表情を一緒に入れることで、躍動感のある写真になります。

9〜12ヶ月:親子の“やりとり”を感じる引きの構図

この頃には、赤ちゃんも自分の意思でペタペタと塗ることができ、ママとの掛け合いも豊かになります。おすすめは少し引いた構図で全身と空間を入れること。親子の姿勢や距離感がそのまま関係性を映し出し、自然な感情が写し出されます。


ベビーアート作品と親子を美しく撮るための撮影設定

Canon EOS Kiss X5 / R10 でおすすめの設定

Canon EOS Kiss X5やR10を使用する場合、基本設定として以下のような構成がベースになります。

  • F値:f2.8〜f4.0(赤ちゃんの顔にピントを合わせて背景は柔らかく)
  • シャッタースピード:1/250秒以上(動きのある手元をブレずに)
  • ISO感度:800〜1600(室内の明るさに応じて)
  • ホワイトバランス:室内光(蛍光灯・電球)を手動で設定
  • シャープネス:後加工前提で控えめに設定

屋内撮影の光の工夫とホワイトバランス

自然光が入る場所では、窓側に子どもの顔を向けるようにセッティング。曇りの日の柔らかい光が理想ですが、補助ライトを使う場合は、影が出ないよう45度斜めから当てると、自然な立体感が生まれます。

撮影後のレタッチで可愛さアップ!ママ受けする色味調整のポイント

ママたちに好まれるのは、明るくて、やさしい色味です。レタッチソフトでは以下のような調整が効果的:

  • 露出補正:+0.3〜+0.7程度で明るさをアップ
  • ホワイトバランス:やや暖色寄りに補正
  • 彩度:控えめに+5〜10、肌色が自然に見える範囲で
  • 肌補正:赤みやくすみを整えると、健康的な印象に

撮影のコツは「作品」ではなく「記憶」を残す意識

ママの表情・手元も一緒に撮ろう

赤ちゃんだけでなく、ママの笑顔や驚いた顔も“思い出の一部”。赤ちゃんが集中している横で、優しく声をかけるママの様子や、共同で手形を押すシーンなどは、未来に宝物となるカットです。

「撮影中に、赤ちゃんが笑ってくれるか不安がありましたが、赤ちゃんとの関わりの経験が豊富な子育てサロンのスタッフの方がとっても上手に笑顔を引き出してくれました。おかげで、ママに大変喜んでいただける満面の笑顔のお写真をスムーズに撮ることができました。」
(子ども2人育て中の30代 ママフォトグラファー)

その日その瞬間の空気感を大切にするための工夫

「記念写真」として形を残すだけでなく、「あの時間の雰囲気」を残すことも重要です。アートイベントで流れていた音楽、スタッフやママたちの笑い声、ちょっとしたハプニングも、写真の空気感として写り込ませる意識で撮影してみてください。


まとめ:赤ちゃんの“今”を、写真で未来に贈ろう

ベビーアートの撮影は、作品そのものを残すだけでなく、その時にしか見られない赤ちゃんの表情、ママとの関係性、空間全体の雰囲気までも写し込む、かけがえのない体験です。

月齢やアートの種類に応じて撮影方法を工夫し、ママにとって「このイベントに参加してよかった」と思っていただける写真を残しましょう。撮るのは作品ではなく“記憶”——この視点が、あなたの撮る写真を、誰かの宝物に変えていきます。

子育てサロン Mother Nature’s Son(マザネ)では、0歳から1歳の子供向けに様々なフォトイベントを開催しています。
赤ちゃんとママが子育て中のひとときを楽しく過ごせるようにしたい。
ママやパパにとっても宝物となるようなお写真を撮ってあげたい。
そんな想いで活躍なさっているフォトグラファーさんが多数います。未経験からでも活躍できる場所です。

赤ちゃんを笑顔にするのは、マザネのスタッフが対応しますので、ご安心ください。

子育てサロンでフォトグラファーとして経験を積むのはどういう現場でどんな内容なんだろう?というお気持ちだけでも大歓迎ですのでお問い合わせをお待ちしています。