[初心者向け]1歳誕生日を残す!親子の絆も写す撮影テク
「1歳のお誕生日、せっかくなら“今しかない可愛さ”を、最高に可愛い形で写真に残したい――」
そう思って撮影に挑んでも、「赤ちゃんが動いてブレた…」「親子ショットの構図が決まらない…」と悩む方は多いものです。
この記事では、そんな新人フォトグラファーさんの悩みを解決するために、赤ちゃんの笑顔と親子の感情が両方伝わる撮影テクニックを、実例とカメラ設定つきでご紹介します。
「構図の作り方」「一升餅や選び取りの撮り方」「EOS Kissの設定例」など、今日から役立つ内容ばかり。
「専門知識がないと難しいのでは…」という方でも安心して読めるよう、わかりやすく・優しく解説していますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
1歳の誕生日写真、どんなカットを残す?3つの人気パターンを紹介
パターン①:フォトブースでお祝い感を演出しよう
1歳のお誕生日撮影の定番といえば、装飾されたフォトブースでのカット。バルーンやガーランド、木製の「1」の数字など、小物で「お祝い感」を演出することができます。赤ちゃんを中央に座らせ、背景とのバランスを整えることで、主役感がより強調されます。
撮影ポイント:
- カメラの高さを赤ちゃんの目線に合わせてあげると、ぐっと臨場感がアップします。
- F値は3.5〜5.6で背景をややボカすと赤ちゃんが引き立ちます。
- シャッタースピードは1/160秒以上で赤ちゃんの細かな動きを逃さずキャッチ。
「撮影中に、赤ちゃんが笑ってくれるか不安がありましたが、赤ちゃんとの関わりの経験が豊富な子育てサロンのスタッフの方がとっても上手に笑顔を引き出してくれました。おかげで、ママに大変喜んでいただける満面の笑顔のお写真をスムーズに撮ることができました。」
(子ども2人育て中の30代 ママフォトグラファー)
パターン②:一升餅を背負ってハイハイ!ダイナミックな動きも記録
一升餅イベントでは、重たいお餅に苦戦しながらも懸命に動く赤ちゃんの姿が感動的です。自然光が入る室内なら、明るめに設定して、躍動感のあるショットを狙いましょう。
撮影ポイント:
- シャッタースピードは1/250秒以上が理想。動きが多いためブレ防止のために早めに設定を。
- カメラはやや斜め後ろから構えて、赤ちゃんの「前へ進もうとする意志」を感じられる構図に。
- 親御さんが応援している様子も一緒にフレームに入れると、心温まる一枚に。
パターン③:選び取りの様子は「親の応援の表情」も一緒に撮るのがコツ
カードに向かってハイハイする姿や、カードをつかむ決定的瞬間はまさに「シャッターチャンス」。しかし、そこで注目したいのが、その瞬間を見守るパパママの笑顔です。
撮影ポイント:
- 子どもを主役にしつつも、親のリアクションが見える角度で構図を設計。
- 焦点距離を調整しながらF4.5前後で、全体に少しピントが合うようにすると感情が伝わります。
- ハイハイで動く場合は**AIサーボAF(EOS Kiss R10)/AF追尾(Kiss X5)**で追いかけましょう。
写真がグッと映える!構図とカメラ設定の基本テクニック
赤ちゃんを中央に配置するときの構図の黄金比
中央構図は王道ながら、「単調」に見えるリスクもあります。ここで意識したいのが三分割法。背景の中で左右対称の装飾を使うと、バランスよく見えます。
ポイント:
- 顔の位置は画面上1/3に来るよう調整
- 手足を含めて“空間に余裕”を残すと呼吸感のある写真に
- 壁際撮影のときは壁のラインや装飾の「直線」が構図のガイドに
一升餅や選び取りで失敗しないシャッタースピードとF値
動きのあるイベントで重要なのは、シャッター速度の確保と明るさのバランスです。特に赤ちゃんのスピードは予測できないので、常にシャッターチャンスを逃さない設定が必要です。
- シャッタースピードは1/250秒〜1/500秒
- F値は3.5〜5.6で背景ボケと明るさのバランスをとる
- 室内ならISO800〜1600まで許容すると安心
Canon EOS Kiss X5/R10のおすすめ設定と光の作り方(室内編)
EOS Kiss X5
- 絞り優先モード(Av)でF値を3.5〜5.6
- ホワイトバランスは「蛍光灯」より「太陽光」がおすすめ(WBを固定)
- ISOは800、室内照明を足元や側面から当てると自然な陰影に
EOS Kiss R10
- AF追尾機能で動く赤ちゃんにもしっかりピント
- タッチシャッターが使えるため、決定的瞬間を逃さず撮影
- 内蔵の「瞳AF」も有効(顔認識ONで赤ちゃんにピタッとピントが合う)
思い出を“感情ごと”残すコツ:親子の関わりを写真にするには
応援しているパパママの表情を引き出す構図
子どもを撮るだけでなく、「応援している親御さんの表情」も宝物。そこでおすすめなのが、子どもを手前に、親を背景に入れる構図です。
- 親はぼかして、子どもにピントを合わせる
- 逆に、親の顔にピントを合わせて「見守る目線」写真も◎
- どちらも「感情」が伝わる構図で、アルバムにしたときの温かさが違います
撮影時に「声かけ」で笑顔を引き出す小ワザ
赤ちゃんに向けて「かわいいね〜」「お名前呼び」をしながら、親御さんにも「いいですね、もう少し応援してあげてください」と声をかけると、自然な笑顔が連鎖します。
また、おもちゃの音や親の声など「聞きなれたもの」を活用すると、よりリラックスした笑顔を引き出せます。
子どもの表情を活かすなら“連写+タイミング読み”がカギ
決定的瞬間は、**「準備したらすぐ撮る」+「連写」**が大原則。EOS Kiss R10は連写性能も高いため、選び取りやハイハイの瞬間には特におすすめです。
EOS Kiss X5でも、動作前にAFロック→連写という流れを取ることでかなり精度が上がります。
まとめ
1歳のお誕生日は、赤ちゃんの成長の節目となる大切な日。
だからこそ「ただ記録するだけ」ではなく、今しか見られないしぐさや表情、家族の感情まで、写真にしっかり残しておきたいものです。
本記事では、構図・カメラ設定・親子の関わりまで、撮影を「作品」にするためのテクニックをご紹介しました。
どれも、明日からの撮影にすぐに活かせる内容ばかりです。
特別な一日を、未来の宝物に。
1枚1枚のシャッターが、その家族にとって一生の記憶になるような撮影ができますように。
子育てサロン Mother Nature’s Son(マザネ)では、0歳から1歳の子供向けに様々なフォトイベントを開催しています。
赤ちゃんとママが子育て中のひとときを楽しく過ごせるようにしたい。
ママやパパにとっても宝物となるようなお写真を撮ってあげたい。
そんな想いで活躍なさっているフォトグラファーさんが多数います。未経験からでも活躍できる場所です。
赤ちゃんを笑顔にするのは、マザネのスタッフが対応しますので、ご安心ください。
子育てサロンでフォトグラファーとして経験を積むのはどういう現場でどんな内容なんだろう?というお気持ちだけでも大歓迎ですのでお問い合わせをお待ちしています。
