[初心者向け]フィンガーペイント中の撮影テク
「フィンガーペイントアート中の子どもの様子をうまく撮れない…」そんな悩みはありませんか?
本記事では、0歳〜1歳の赤ちゃんが自由に色を広げるその“今だけの瞬間”を、魅力的に残す撮影テクニックをご紹介します。
構図・カメラ設定・レタッチといった具体的な方法を押さえることで、ママにも喜ばれる「思い出に残る1枚」が撮影できます。
初心者の方でも分かりやすく解説していますので、ぜひ気軽に読み進めてみてくださいね。
フィンガーペイントの制作中を魅力的に撮るために必要な3つの視点
子どもが夢中になる“瞬間”を逃さない構図とは?
フィンガーペイントアートでは、赤ちゃんが夢中になって手を動かす一瞬こそがシャッターチャンスです。色と色が混ざり合い、広がっていく様子に赤ちゃんが驚いたり、楽しそうに笑ったりする“感情の動き”を撮るためには、真正面よりもやや斜め上からの俯瞰アングルが効果的です。
三分割法を活用し、キャンバスを中心ではなくやや下寄せに配置することで、赤ちゃんの表情と作品の両方を自然にフレーム内に収めることができます。
「撮影中に、赤ちゃんが笑ってくれるか不安がありましたが、赤ちゃんとの関わりの経験が豊富な子育てサロンのスタッフの方がとっても上手に笑顔を引き出してくれました。おかげで、ママに大変喜んでいただける満面の笑顔のお写真をスムーズに撮ることができました。」
(子ども2人育て中の30代 ママフォトグラファー)
ママと赤ちゃんの感情を同時に伝えるアングルの工夫
赤ちゃん単体の表情だけでなく、ママの表情や手元も一緒に写すことで、親子の温かい関係性が伝わる写真になります。
おすすめなのは、ママ越しに赤ちゃんを撮る“ママの背中ごしアングル”。この構図ではママの優しいまなざしと、赤ちゃんの真剣な顔、そしてカラフルな作品が一枚に収まり、臨場感のある仕上がりになります。
手の動き・色の広がり・完成のプロセスを記録するカット例
1枚の写真で「作業の流れ」を見せることは難しいですが、3~5枚のカットを組み合わせて納品することで、**“作品ができあがっていく物語”**が伝えられます。
以下のようなカットがあると◎:
- 最初に絵の具を見つめる様子
- 指をのばして色を広げはじめる瞬間
- 手全体で塗っているダイナミックな様子
- 完成して満足そうな表情
- ママがそっと手を添える様子
室内撮影で押さえたいカメラ設定のポイント(Canon Kiss X5/R10対応)
撮影距離・F値・シャッタースピードの基本セッティング
赤ちゃんの動きは予測しにくいため、シャッタースピードは1/200秒以上を目安にするとブレが防げます。
F値はF3.5〜5.6程度がベスト。背景をややボカしつつ、手元のアートもしっかり写すバランスが取れます。
Canon Kiss X5の場合、屋内撮影は絞り優先(Av)モードが操作しやすく、
Kiss R10は高速連写を活かして、一連の動きを捉えるのがおすすめです。
光源とホワイトバランス調整で肌の色を柔らかく
自然光が入る部屋では、午前中の柔らかい日差しが理想的です。
電球の色味に引っ張られないように、ホワイトバランスはマニュアル設定にして、白い紙を基準にカスタムすると赤ちゃんの肌色が綺麗に出ます。
また、レフ板や白い壁を使って影のコントラストを和らげると、赤ちゃんらしい柔らかな雰囲気に仕上がります。
動きのある撮影時に使いたいモードとシャープネス調整
Canon Kiss R10は人物優先AF+連写モードで、赤ちゃんの目にしっかりピントが合う設定が可能です。
シャープネスは**+1〜+2**程度に調整すると、ディテールがはっきりしつつも自然な印象になります。
Kiss X5の場合は、AIサーボAFを使うと多少動いてもピントを追従しやすく、安心です。
赤ちゃんの写真を“写真映え”に仕上げるレタッチのコツ
明るさ・色味調整で“ふんわり可愛い”印象にするポイント
赤ちゃんの肌をよりナチュラルに見せるには、コントラストを抑えた明るめトーンに整えるのが効果的です。
LightroomやSnapseedなどで、「明るさ」「シャドウ」「ハイライト」を微調整しながら、やや黄色味のある温かい色味に寄せると柔らかい雰囲気になります。
900万画素仕上げでも満足度が高い編集テクニック
写真をトリミングしても画質が劣化しないように、ノイズリダクションと明瞭度の調整をセットで行うと、画素数が少し下がっても仕上がりは美しく保てます。
不要な背景の整理や、作品の色がきれいに見えるように彩度・自然な彩度の微調整も忘れずに。
ママに喜ばれる「思い出らしさ」を残す補正の工夫
最終仕上げでは、「その時ならではの感情」が伝わるように、
赤ちゃんの笑顔やママの表情に少しだけ明るさを加えて目元を印象的にすると、アルバム映えする写真になります。
また、日付やイベント名を入れて納品すると、「ちゃんと残したくなる写真」に昇華できます。
まとめ
フィンガーペイントアートは、赤ちゃんにとってもママにとっても「今だけの思い出」になる特別な体験です。
その瞬間を魅力的に残すには、構図・カメラ設定・レタッチの三要素をしっかり押さえることがポイントです。
今回紹介したテクニックは、特別な機材がなくても実践できる内容ばかり。
赤ちゃんの自由な感性とママの優しい眼差しを、大切な記録として形にしていきましょう。
次回は「完成したベビーアート作品の撮り方」や「イベント撮影後のアルバム提案」についてもお届け予定ですので、ぜひチェックしてくださいね!📸✨
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