[初心者向け]動き回る子どもの笑顔を残す!イベント撮影ガイド

子どもがのびのびと遊ぶ姿を、写真で素敵に残したい…でも、動き回る子どもをどう撮ればいいか分からないと悩んでいませんか?
本記事では、絵の具遊びやリトミックなどのアクティブなイベントで、子どもの満面の笑顔や感動の瞬間を撮影するための具体的なテクニックを解説します。
カメラ設定・構図・撮影ポジションからレタッチ方法まで、新人フォトグラファーでも実践できる内容で、20代〜30代のママに「うちの子のこの写真、宝物です」と喜んでもらえる仕上がりが目指せます。
「難しい操作は苦手…」「撮影はまだ勉強中」という方も大丈夫。必要なポイントを丁寧にお伝えするので、安心して読み進めてくださいね。

ダイナミックな瞬間を逃さない!イベント撮影の基礎知識

子どもが自由に動き回るイベントの特徴を理解しよう

絵の具遊びやリトミックなどのイベントでは、子どもたちは自由に、そして予想もつかない動きを見せてくれます。大切なのは「完璧な構図」よりも、「子どもの感情が見える瞬間」を見逃さないことです。特に0〜1歳の子どもは、興味を持った対象に向かっていきなり動き出したり、何かに夢中になっている最中に満面の笑顔を見せてくれることがあります。その一瞬を逃さず捉えるためには、常にファインダー越しに動きを追い、予測しながらシャッターを切ることが大切です。

自然な笑顔と動きが引き立つ「狙いどき」のタイミングとは?

おすすめは「最初の15分を観察」に使うこと。慣れてきた子どもたちは、次第に自分の好きな遊びに没頭し始めます。そのタイミングで、顔が上がった瞬間や誰かと関わる一瞬を狙いましょう。笑顔や好奇心にあふれた表情が引き出されるのは、子ども自身が「楽しい」と感じているとき。その感情の波を感じながら、自然体の表情を捉えるように意識してみてください。


絵の具遊びの撮影テクニック【対象:9ヶ月〜6歳】

室内光源と色表現に合わせたカメラ設定(F値・WB・SS)

このイベントは室内の蛍光灯+自然光が混ざる環境で行われることが多く、ホワイトバランスは「蛍光灯(白色)」設定からスタートし、現場の色味に合わせて微調整を行うと良いでしょう。
シャッタースピードは1/250〜1/500秒を基準に、子どもの素早い動きを捉えるためやや速めに設定。F値はF2.8〜4.0程度で、背景の模造紙に塗られたカラフルな絵の具もきれいにボケてくれます。

構図の工夫:絵本の世界観+躍動感を両立させるには?

構図は3分割法を基本に、子どもを画面の左右どちらかに配置し、背景に世界観の小物やペイントされた壁面を含めると「その瞬間の物語」が伝わります。立ったままではなく、子どもと同じ目線の高さまでカメラを下げると、より生き生きとした表情が引き立ちます。

親子ショットの撮り方:ママの満足度が上がるワンシーン

親が子どもに絵の具を塗ってあげたり、一緒に笑っている瞬間は「絆」が映る最高の瞬間。真正面ではなく、横からやや斜めのアングルで撮ると、表情が自然で、背景も物語として映し出せます。

「撮影中、絵の具まみれになった赤ちゃんが、ママと顔を見合わせて笑っていたシーンがありました。そっと横からその表情を狙って撮った一枚に、ママが『この写真、一生大切にします』と涙ぐんでくださったのが忘れられません。」(子ども2人育て中の30代 ママフォトグラファー)


ベビーリトミック撮影のコツ【対象:6ヶ月〜3歳】

リズムに乗った一瞬の笑顔を捉えるには?

ベビーリトミックでは、音楽に合わせて拍手したり、ジャンプしたりと、動きが予測しづらいシーンが多くなります。おすすめは「動きの直前を狙うこと」。曲のテンポや先生のリードに合わせて、子どもが次にどんな動きをするかを感じ取りながら撮影しましょう。

動きの中でのピント合わせとシャッタースピードのバランス

オートフォーカスモードはAIサーボ(AF-C)を活用し、追従フォーカスで子どもの顔にピントを合わせ続けるようにします。シャッタースピードは1/320秒以上をキープし、動きのある手足のブレを最小限に抑えるようにしましょう。

「全体感+個別の感動」を写し取る構図の工夫

子ども全体が写った引きのショットと、表情や手の動きに寄ったアップショットの2種類をバランスよく撮影することが大切です。音楽に合わせて笑う子どものアップは、感情がダイレクトに伝わる1枚になります。


Canon EOS Kiss X5 / R10でのおすすめ撮影設定

各機種の違いと、動きのある被写体に強い設定例

Kiss X5はAPS-Cサイズの一眼レフ。オートフォーカスが少し遅めなので、予測撮影+明るめのレンズを組み合わせると成功率が上がります。
Kiss R10はミラーレスでAF性能が高く、被写体認識AFも搭載。動く子どもの目にピントを合わせる精度が高いので、特にイベント撮影におすすめです。

Kiss X5でできること/Kiss R10で広がる可能性

Kiss X5では「決定的瞬間」を狙って撮るのが基本。一方でR10は**連写性能(最高約15コマ/秒)**を活かして、流れの中での良いカットを後から選ぶ撮影スタイルも可能です。


写真を“思い出”に仕上げるレタッチ術

900万画素に最適なサイズ感と保存形式

納品時は**JPEG形式(画質:高)**で、長辺3000px(=900万画素程度)を目安に調整します。SNSや印刷にも対応できる解像度です。

可愛さを引き立てる明るさ・色味・コントラスト調整のポイント

0〜1歳の赤ちゃんを可愛く見せるには、やや明るめ+自然な彩度が鍵。肌の色は赤みを残しすぎず、ふんわりした質感に仕上げるのがポイントです。

初心者にも扱いやすい無料・有料レタッチツール紹介


まとめ

絵の具遊びやリトミックなど、アクティブに動く子どもたちを撮影するには、事前の準備と現場での観察が鍵です。設定や構図に正解はなく、「その子がどんな風に楽しんでいたか」を見つめる気持ちが、感動を呼ぶ写真を生み出します。

新人フォトグラファーであっても、「楽しかった」とママが思える写真は撮れます。このガイドを参考に、ぜひあなたならではの一瞬をカメラで残してください。ママと子どもにとって、その一枚が“宝物”になるかもしれません。

子育てサロン Mother Nature’s Son(マザネ)では、0歳から1歳の子供向けに様々なフォトイベントを開催しています。
赤ちゃんとママが子育て中のひとときを楽しく過ごせるようにしたい。
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そんな想いで活躍なさっているフォトグラファーさんが多数います。未経験からでも活躍できる場所です。

赤ちゃんを笑顔にするのは、マザネのスタッフが対応しますので、ご安心ください。

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